(2025.8.2)
この本はこんな方におすすめ
・ラノベ(ライトノベル)的な感覚で洋書を読みたい方。
・大ヒット作、「グレッグのダメ日記」シリーズが好きな方。
・英語難易度の目安はTOEIC800点前後(英検2級~準1級)です。
記事の概要
・映画化もされている大ヒットシリーズ、「グレッグのダメ日記」の第4巻の原作、Diary of a Wimpy Kid: Dog Daysを読みました。この記事では本の概要、あらすじ、登場人物一覧、英語の難易度などをまとめます。
・毎ページにポップなイラストがあり、ラノベ感覚で楽しく読める洋書です。
・書籍から実際の英文を引用・和訳してますので、ご参考頂ければと思います。
・アメリカの少年の楽しい日常がかわいいイラストと共に描かれます。
1.はじめに~副題Dog Daysの意味
世界で45もの言語に翻訳され、2億5000万部以上も売れている超人気シリーズ、Diary Of A Wimpy Kidの第4巻、Dog Daysを読みました。この記事では本の概要、あらすじ、登場人物一覧、英語の難易度などをまとめます。原作から英文を一部引用・和訳しますので是非ご参考下さい。
今作は主人公グレッグ少年の夏休みの物語です。誕生日パーティーや、恋愛(?)、旅行など、アメリカの普通の少年の日常がポップな挿絵と共に描かれる楽しい作品です。副題のdog daysは、夏の盛りの暑い日々という意味です。作品の内容にピッタリだと思います。
洋書読了
Diary of a Wimpy Kid: Dog Days
Jeff Kinney(著)
発売:2009年グレッグのダメ日記シリーズ第4作📚
今作は夏休みの物語。プールや遊園地、旅行に行くも、行く先々でうまくいかないダメ少年グレッグの日常。
かわいい挿絵とクスっと笑えるストーリーでおすすめ👍https://t.co/8llJLizqsB pic.twitter.com/ZPzszUFqvC— みっちー@英語学習ブロガー (@michi1009_t) July 20, 2025
2.本の概要|Diary of a Wimpy Kid: Dog Days

題名 | Diary of a Wimpy Kid: Dog Days (Book 4) |
著者 | Jeff Kinney |
ジャンル | Comedy, young adult fiction |
出版年 | 2009年 |
出版社 | PUFFIN BOOKS (Penguin Books) |
ページ数 | 224ページ |
参考:Wikipedia, Diary of a Wimpy Kid
・あらすじ
アメリカのミドルスクールに通うGreg Heffley(グレッグ)少年の冴えない日常が描かれるシリーズ。今作は夏休みの物語。誕生日パーティーが開かれても知らない子達が来て変な空気になったり、相変わらずイケてない日々。親友とのケンカ、プールに通ってまさかの人に一目ぼれ、初めての犬のお迎え、旅行、遊園地など、夏のイベント盛りだくさんの内容です。
・Diary of a Wimpy Kid Wiki~「グレッグのダメ日記」シリーズ専門のWikipedia
今作Dog Days内で、アミューズメントパークの絶叫アトラクション、Cranium Shakerなるものが出てきます。おそらく架空の固有名詞だと思います。読んでいた際、Cranium Shakerが良く分からなかったので、ネット検索した所、面白いサイトを見つけました。Diary of a Wimpy Kid Wikiというサイトで、有志で運営されている「グレッグのダメ日記」シリーズ専門のWikipedia的なものです。
以下イメージは、そのサイトのCranium Shakerのページです。(画像クリックでサイトに遷移)
Cranium Shakerのイラスト、映画版での登場シーン、背景や豆知識が非常に詳しく説明されています。豆知識が面白く、調べる行為自体が英語学習になりおすすめです。
・主要登場人物一覧 (イラスト付き)
この章ではDiary of a Wimpy Kid: Dog Daysに登場するキャラクターをイラスト付きで紹介します。
Greg Heffley

主人公のグレッグ少年。アメリカのミドルスクールに通う。将来有名になってお金持ちになりたいと思っている。今作は夏休み。ダメ少年のひと夏の物語です。
Frank Heffley (Dad)

グレッグの父親、フランク・ヘフリー。グレッグとケンカをしてあまり口を聞かなくなる(?)。
Susan Heffley (Mom)

グレッグの母親、スーザン・ヘフリー。テレビゲームばかりのグレッグに読書をすすめる。
Rowley Jefferson

グレッグの親友、ロウリー。家は意外とお金持ち(?)。
・洋書の英語レベル、難易度
Diary of a Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)シリーズの英語難易度は、英検2級から準1級レベル、TOEICスコア800点前後といったレベルです。ネイティブの小学生向け位の本になりますが、外国語として英語を学ぶ人にとっては中級以上の方向けになると思います。本シリーズは全ページにポップでかわいい挿絵が挟まれており、ライトノベルや漫画の様な感覚で読めるので、初学者の方がチャレンジするのもアリだと思います。

・本の感想|英語多読教材としてのおすすめ度 星5/5つ中
Diary of a Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)シリーズの英語多読教材としてのおすすめ度は満点の5です。アメリカのごく普通の少年の日常のあるあるが描かれるので読みやすく、日常の英会話に役立つ英語を覚えていけるのではないかと思います。
3.書籍から英文引用・和訳|Diary of a Wimpy Kid: Dog Days
この章ではDiary of a Wimpy Kid: Dog Daysより、実際の英文を引用・和訳していきます。ご参考頂き、楽しめそうであれば是非本シリーズを読んでみて下さい。
📝夏休みでもインドア派のグレッグ
The way I like to spend my summer holiday is in front of the TV, playing video games with the curtains closed and the lights turned off.
Kinney, Jeff. Diary of a Wimpy Kid: Dog Days (Book 4) (p.8). Penguin Random House Children’s UK. Kindle 版.
ぼくが好きな夏休みの過ごし方は、カーテンを閉め、電気を消した部屋でテレビゲームをする事だ。
📝ゲームばかりのグレッグを見かねた母親が読書クラブを始める
Then Mom said that she was gonna start a “reading club” for the boys in the neighbourhood so she could teach us about all the great literature we were missing out on.
Kinney, Jeff. Diary of a Wimpy Kid: Dog Days (Book 4) (p.40). Penguin Random House Children’s UK. Kindle 版.
ママは近所の男の子達を集めて「読書クラブ」を始めるつもりだと言った。そこでママは、ぼくたちが読まずにいる文学の名作について教えるんだ。
📝親友ロウリーのJefferson家と一緒の旅行に来たグレッグだったが、いきなりガッカリ
Monday
I knew I made a mistake coming on this beach trip when I saw where we were staying.
My family always rents a condo in the high-rises right near the boardwalk, but the place where the Jeffersons are staying is a log cabin about five miles from the beach. We went inside the cabin, and there was no TV or computer or ANYTHING with a screen on it.Kinney, Jeff. Diary of a Wimpy Kid: Dog Days (Book 4) (p.169, 170). Penguin Random House Children’s UK. Kindle 版.
月曜日
宿泊場所を見た時に、ぼくはこのビーチトリップに来た事が間違いだったと分かった。ぼくの家族はいつもここに来ると遊歩道近くの高層ビル街のコンドミニアムを借りるんだけど、ジェファソン家が泊まっているのはビーチから5マイルも離れた丸太小屋だ。その小屋に入ったんだけどTVもPCも無く、スクリーンの付いたものは何一つなかったんだ。
残念な事ばかり起こるグレッグの夏休みですが、クスっと笑えるささやかな楽しい事もたくさんあるので是非作品を読んでみて下さい!
4.さいごに
この記事ではDiary of a Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)の第4巻、Dog Daysについてまとめました。アメリカの普通の男の子の夏休みのあるあるを追体験している様な感覚で、非常に楽しいです。記事内で紹介しきれない程の笑えるイベントが盛りだくさんなので、是非洋書にチャレンジして頂きたいです。
本シリーズをまだ読んでいない方は、とてもおすすめですので第1巻からぜひお読みになってみて下さい。
さいごまで記事を読んで頂きありがとうございました。
おわり
<参考記事>
・Diary of a Wimpy Kidシリーズ1巻のレビュー記事。まだ読んでいない方はこちらからご確認ください。

・英語多読の基本について解説した記事

・多読するならKindleペーパーホワイトがおすすめ
