(2025.2.22)
この記事はこんな方におすすめ
・サッカーに興味があって英語を勉強している方。
・イギリスのプレミアリーグで好きなチームがあり、英語を勉強している方。
記事の概要
・イギリスのサッカーリーグ、プレミアリーグのアプリやYouTubeチャンネルで見られる動画で英語の多聴 (リスニング)をする事をおすすめします。
・BIG6と呼ばれる強豪クラブのYouTubeチャンネル等をご紹介します。
・現地実況で視聴する際のちょっとしたコツも記載します。
・世界最高峰のサッカーリーグの試合の興奮に包まれながら英語のシャワーを浴びて、リスニング力を強化していきましょう。
1.はじめに~プレミアリーグで英語多聴
英語学習においてインプット(読み、聴く)とアウトプット(書く、話す)の両方が欠かせない訳ですが、まず自分の中に大量に英語をため込んでいく為には良質なインプットが必要不可欠です。その為には読書で多読をし、自分に合ったレベルで尚且つ興味のあるリスニング教材で多聴していく事になります。そしてアウトプットもしていく為には英語で話す環境を作ったり、そういう仕事に就いて日常的に英語を話す習慣を作っていく必要があります。
この記事ではその中でもインプット、とりわけリスニングの部分に焦点を当てる形になります。表題の通り、世界最高峰のイギリスのフットボールリーグ、プレミアリーグの現地実況を通して楽しみながら英語をリスニングする事が目的です。
イギリスはイングランド、ウェールズ、北アイルランドスコットランドの4つの国から成り立っていますが、プレミアリーグはその中のイングランドと一部のウェールズのチームで構成されるリーグです。
この記事では、そんなプレミアリーグに関連するサイトやアプリ、YouTubeチャンネルをまとめて掲載します。それらをフォローしておけば、自然に現地の最新の試合を現地の英語実況付きで触れられます。英語多聴 (リスニング)のトレーニングに役立てて頂ければ幸いです。
2.英語多聴に役立つプレミアリーグのサイトやチャンネル、アプリ
この章ではイングリッシュ・プレミアリーグに関連するサイトやチャンネル、アプリを網羅していきます。さすがにリアルタイムでフルマッチを視聴する事は難しいですが、ハイライト動画はかなり早いタイミングでアップされますので、ホットな試合結果をチェックできます。英国現地からのニュース記事や動画で最新のサッカー事情をフォローしつつ、現地実況で英語に親しんでいきましょう。
・プレミアBIG6のYouTubeチャンネル
プレミアリーグと言えば、多くの金満ビッグクラブがひしめく世界最高峰のフットボールリーグです。その中でもトップオブトップと言えるのがBIG6と呼ばれる強豪6クラブでしょう。世界中にサポーターがいて、大型プレイヤーの移籍の噂もしょっちゅう流れてきます。私の経験で知る範囲でも、マレーシア人のマンUサポーター、チュニジア人のリバプールサポーター、ベトナム人のリバプールサポーターがいるので、これだけでも世界中で人気がある事が伺い知れます。
前置きはさておき、プレミアBIG6のYouTubeチャンネルを以下にご紹介します。順番は(アルファベット順です。
Arsenal Football Club

公式YouTubeチャンネル:Arsenal
Gunners(砲兵)の愛称で知られるロンドンのビッグクラブ。本拠地はエミレーツ・スタジアム。軍需産業の労働者達のフットボールクラブから始まった事から、チームフラッグにも大砲が描かれている。チーム名のarsenalという言葉は「兵器庫、弾薬庫」という意味。
Chelsea Football Club

公式YouTubeチャンネル:Chelsea Football Club
ロンドンにある高級住宅街チェルシーがクラブ名の由来になっている。本拠地はスタンフォード・ブリッジ。愛称はThe Blues (ブルーズ)。
第1次モウリーニョ政権は私の中で伝説です。2004/2005シーズンのチャンピオンズリーグのバルセロナ戦2ndレグでダミアン・ダフが決めた鋭いカウンターからのゴールはMy favoriteです。
Liverpool Football Club

公式YouTubeチャンネル:Liverpool FC
2005年チャンピオンズリーグ決勝でACミランと対戦した際のイスタンブールの奇跡はあまりにも有名。チームの略称はThe Reds (レッズ)。サポーターの愛称はKOP。ホームスタジアムはアンフィールド。
Manchester City Football Club

公式YouTubeチャンネル:Man City
昔はあまり強くなくパッとしないクラブだったが、中東マネーが入ってからあっという間に世界屈指の強豪クラブの仲間入りを果たした。ホームスタジアムはエティハド・スタジアム。クラブの略称は、マンCや単純にシティー呼びが多い。サポーターの愛称はCityzens (シティズン)。2016年から名将ジョゼップ・グアルディオラ (愛称:ペップ)が指揮を執り始めてから数々のビッグタイトルを手にしている。
Manchester United Football Club

公式YouTubeチャンネル:Manchester United
1986年から2013年まで名将サー・アレックス・ファーガソンが指揮を執り、数々のタイトルを手にして黄金時代を築いた。略称はマンU、ユナイテッド等。愛称はThe Red Devils (赤い悪魔)。ホームスタジアムはオールド・トラッフォード。
Tottenham Hotspur Football Club

公式YouTubeチャンネル:Tottenham Hotspur
ロンドン北部に本拠地を置くトッテナム。略称はSpurs (スパーズ)。横浜マリノス、セルティック等を率いて日本人サッカー好きにはお馴染みのアンジェ・ポステコグルー監督が率いている (2025年2月時点)。
・プレミアリーグのスマホアプリ
プレミアリーグの公式アプリを入れておけば、リーグ全体のニュース動画や戦術解説、ゴール集等をスマホでチェックできます。無料で簡単に使えますのでとりあえずダウンロードし、フェイバリットチームを登録して最新ニュースをチェックしましょう。
・Premier League – Official App
–android
–iPhone
・Emirates FA CupのYouTubeチャンネル
プロ、アマ問わずイギリスのフットボール協会に登録している全クラブがタイトルを争う伝統のカップ戦。ハイライト、ゴール集のみならず、一部フルマッチ動画も数日後にアップされたりします。
公式YouTubeチャンネル:The Emirates FA Cup
三苫選手がこのスーパーゴールを決めた試合のフル動画も試合数日後にアップされ、太っ腹でビックリです。
3.試合後すぐにアップされるハイライト動画は繰り返しリスニングに丁度いい
上述第2章で紹介したプレミアリーグのYouTubeチャンネルやアプリでは、試合後、2分程度のショートハイライト動画はすぐにアップされます。イギリスとの時差の関係で、プレミアリーグの試合は日本の深夜時間帯に行われる事が多いです。朝起きてプレミアリーグのアプリで最新の試合結果をチェックして、YouTubeでお気に入りチームのチャンネルを開けば既にショートハイライト動画がアップされてる感じです。
ホットな最新試合のハイライト動画に、現地の英語実況が付いていますので、試合の興奮と共に英語シャワーを浴びられます。楽しみながら学んで量をこなす事が重要な英語の多聴学習にとても向いていると思います。
また、10分程の長さのロングハイライトも試合終了後中1~2日位でアップされます。通勤時間等、ちょっとした時間で見られる長さで、熱い試合をチェックしながらネイティブの本気の英語に触れられるので、サッカーが好きで英語を勉強している方には最適です。好きな試合やゴールシーンを何度も繰り返し視聴してリスニング力を鍛えていきましょう。
遠藤航選手のリバプール、三苫選手のブライトン、冨安選手のアーセナル等、日本人選手が所属しているチームをチェックするだけでもたくさん動画が上がってくると思います(所属クラブは2025年2月時点)。
FA CupのYouTubeチャンネル紹介の際に上述しましたが、場合によってはフルマッチ動画もアップされています。海外サッカーの熱い試合をチェックしながら、現地解説で英語を聴きまくれます。
・現地実況で視聴する際のコツ~選手の名前を覚える
これらのハイライト動画等で英語を聴き取るうえで、意外と重要なのは選手の名前をしっかり覚える事です。英語では人の名前を呼ぶ文化が日本と比べて何倍も強く、選手の名前をしっかり覚えるだけで相当リスニングがはかどると思います。
よって、好きなチームを決めてフォローし続ける事をおすすめします。そうすれば、自然と選手の名前が頭に入って、実況が言っている事が何となく分かってくるからです。また、日本人選手が所属するチームをフォローするのも良いと思います。
試合後のインタビュー等を聞いていても、インタビュアーが監督のファーストネームを普通に読んでいます。例えばマンチェスターユナイテッドの監督インタビューで、インタビュアーが最後に”Thank you, Ruben”と言っていました(マンUのRuben Amorim監督、2025年2月時点)。この事からも、英語圏で名前を呼ぶ文化が日本語と全く感覚が違う事が分かります。(日本でインタビュアーが森保監督に対して「はじめさん」と下の名前で呼んでいたら違和感が半端じゃありません。)
試合の実況において、選手の名前が主語になっている事が非常に多いです。英語多聴をはかどらせる為にも、好きなチームを見つけて選手名を自然に覚えていき、楽しみながら現地実況を聴き続ける事をおすすめします。
4.書籍紹介|フットボールの英語Total Book

題名 | フットボールの英語Total Book |
著者 | カール・R・トゥーヒグ |
出版年 | 2003年 |
出版社 | ベレ出版 |
ページ数 | 323ページ |
読了
フットボールの英語Total Book
カール・R・トゥーヒグ (著)サッカー(フットボール)⚽に関する英語の解説本😀
サッカー用語の英単語が例文付きで網羅されてます。ピッチやポジション等の図も分かりやすい👍
英国プレミアリーグのチームの愛称や由来も興味深い(例:Arsenal=Gunners(砲兵)) pic.twitter.com/rR5PtN8M5u— みっちー@英語学習ブロガー (@michi1009_t) February 14, 2025
サッカーのピッチやポジション等の基本的な用語から、プレミアリーグのチームの愛称やその由来が網羅的に書かれており、サッカーが好きで英語を勉強している方なら一読に値する書籍だと思います。

5.さいごに
この記事では、イングリッシュプレミアリーグのアプリや、チームのYouTubeチャンネルの動画で英語多聴の学習をする事を提案しました。世界最高峰のフットボールリーグで、一流のクラブやプレイヤーがしのぎを削り合い、世界中で人気がありますので、外国の方との会話のネタにもなります。特にBIG6と呼ばれる強豪クラブはアジアでもサポーターがたくさんいます。それらのビッグクラブの最新状況をフォローして、現地実況の動画を見てたくさん英語に触れ(インプット)、英語で外国の方と話す機会があれば、サッカーの話で盛り上がりましょう(アウトプット)。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
おわり
<関連記事>
・英語多聴について解説した記事

・本を読んで英語をインプットする多読も大切です
