(2022.12.4)
記事の概要
・現代人の新常識とも言える定額の動画配信サービス、通称「サブスク」を英語のリスニング学習(多聴)に活かしましょう。
・おすすめのサブスク3つを厳選してご紹介します。
・英語学習においてどんなスタンスでサブスクを利用していけば良いのか、筆者なりの考えを書き記します。
1.はじめに
昨今では定額ビデオ配信サービス(VOD)に限らず色々なジャンルですっかり当たり前になった定額制サービス、通称「サブスク」。本記事では今や多くの人が利用している月額の動画配信サービスを3つ厳選して紹介し、それらを英語のリスニング学習(多聴)に活かす事を提案致します。既にどこかの定額動画配信サービスに加入している方は今日からでも実践できる内容も含まれておりますので、ぜひご一読下さい。
・なぜ英語多聴(リスニング)にサブスクをおすすめするのか
そもそもなぜ英語多聴(リスニング)にサブスクをおすすめなのかですが、理由はシンプルです。以下にまとめます。
・手軽にいつでもどこでも英語を聞ける環境になる
※スマホ、パソコン等色々な端末で視聴可能
・好きな洋画や海外ドラマを見て、楽しみながら英語を聞ける
・教材の英語ではなく、ネイティブのナチュラルスピードの英会話が聞ける
・一生の時間をかけても見つくせない程の作品の数々
サブスクのメリットは、とにかく作品が大量にあり、いつでもどこでも見られる事だと思います。大量にある作品の中から好きなものを選んで見れば良いのです。
強いてデメリットを挙げるとするならば月額のお金がかかる事と、作品が多すぎて選べない事くらいかもしれません。テレビで放送しているドラマとか映画であれば決まった時間に放送するので強制的にその時間に見る感じになるので、そっちの方が良いというタイプの人もいるかもしれません。とは言えメリットがデメリットをはるかに上回っている事は疑いの余地がありません。間違いなくおすすめです。次章では筆者がおすすめするサブスクを3つご紹介します。
2.英語多聴(リスニング)学習におすすめのサブスク3選
本章では筆者おすすめのサブスクを3つ、厳選してご紹介していきます。
(1)サブスクの定番、アマゾンプライムビデオ
今や世界一のネット通販サイトでテックジャイアントのアマゾンが提供する定額動画配信サービス(VOD)、アマゾンプライムビデオ。月500円(2022年時点)で大量の映画やドラマ、アニメが楽しめます。また、アマゾンの通販の送料が無料になったり、一部電子書籍や音楽も無料で楽しめるサービスです。新しい映画もちょっと待てばプライム会員特典で見られる様になる事が多く、本当にすごい時代です。
✅メリット
・月額が500円と安い
・映画、ドラマ、アニメなど様々なジャンルの動画が見られる
・音楽や電子書籍もたくさん見られる、アマゾンの配送料も無料など
✅デメリット
・月500円の範囲内で見られる作品数は少なめ。その分他のサブスクに比べて月額が安い。
(2)VODの王様、Netflix(ネットフリックス)
定額動画配信サービス(VOD)の老舗であり最大手のアメリカの会社。米国のサービスらしく、洋画に強いです。ハリウッド映画などが好きでそれらを通して英語のリスニングにチャレンジしたい方にはおすすめのサブスクです。また、オリジナル作品が充実しており、全裸監督や梨泰院クラスなどの作品は話題になりました。テレビCMでもしょっちゅうみかけますね。
月額はプランにより幅があり、790円~1,980円。広告付きで画質にも制限があるプランなら安いですが、画質にこだわればそれだけ費用も高くなります。
✅メリット
・ビデオオンデマンド(VOD)の老舗であり最大手
・海外作品が充実
・オリジナル作品が充実
✅デメリット
・国内作品が少なめ・月額が若干高め
(3)国内サブスクの雄、U-NEXT(ユーネクスト)
日本のUSEN(ユーセン)のグループ会社が運営している定額動画サービスです。国内の会社が運営しているだけあって、国内作品、アニメなどのラインナップが充実しています。利用料金は月額2,189円(2022年時点)と他社より割高ですが、ビデオ見放題、雑誌読み放題、さらに最新作のレンタルやマンガの購⼊・映画チケットへの交換に使える1,200円分のポイントが付与されます!(※ポイントの有効期限は90日)なので、月額は実質989円と考える事が出来ます。
そして、31日間無料トライアルも実施中ですので、気になる方はまず無料トライアルに申し込んでみて下さい。31日以内に解約すればお金は掛かりませんので、気軽にお試しすることをおすすめします。
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3.注意点~英語多聴のコンセプト
そもそも英語多聴とは何?という方の為にまずはコンセプトを解説します。
多聴とは読んで字のごとく、「英語をたくさん聴くこと」なのですが、ここで重要なのが、自分の英語レベルよりもちょっとだけ上の、ぎりぎりついていける丁度いいレベルの英語をたくさん聞き続ける事です。聞き取りについていけない様なさっぱり分からない英語をたくさん聞いても時間の無駄になってしまいますのでくれぐれもご注意下さい。
好きな海外ドラマなどがある方は、好きな作品で英語学習が出来れば最高ですが、聞き取りが全く出来ないのであれば学習にはなりません。自分のレベルにあった作品をまずは見つけて学習に集中しましょう。好きな作品での多聴は将来の目標として学習のモチベーションにしましょう。
もう一つ重要なのは聞き流しです。分からない言葉があっても巻き戻したり調べたりせず、気にせず先へ先へ進んでいく事です。繰り返しになりますが、聞き流しで視聴していても何とかストーリーについていけるレベルの作品を選ぶ事が肝要なのです。この辺りは洋書を読む方の多読と同じコンセプトになっています。
・英語学習におけるサブスク利用に関する筆者なりの考え
ここまでサブスクを英語多聴に活かす事について書いてきました。サブスクを英語学習に活かす上手な付き合い方の筆者なりの考え方を記します。個人的な考え方になりますが、英語多聴は多読の効果測定と考えるのが吉だと思います。あくまでも洋書を読む多読での英語学習を基本にして、リスニングの多聴は腕試し的なものと考えて学習していくと良いでしょう。
理由は映画やドラマの会話リスニングにおいては、分からない単語が出てきた時に綴りが分からないし、調べられないからです。聞き取れない部分に執着して、そこで止まって何度も聞いたりするのは良くないので、おすすめできません。聞き取れないのはまだ自分がそのステージにいないからだと思って学習レベルに合った他のモノを見つけて地道に勉強していきましょう。単語力アップには、やはり洋書多読を毎日コツコツ続けるのがおすすめです。多読で出会った単語はすぐその場でぱっとストレス無く調べられますし、発音やアクセントも記号で分かります。そうして日々の多読で覚えた単語を、サブスクで見た映画等で出てきて聞き取れれば学習の成果を感じられて嬉しい気分になれます。
洋書多読をメインに学習→洋画等の多聴で効果測定、の流れがおすすめ
・イヤホンやヘッドホンで集中して聞くのがおすすめ
英語リスニング学習するならきちんと集中して聞く為に、ヘッドホンやイヤホンで視聴する事をおすすめします。英語には日本語に無い発音もあるし、発音されない音などもありますので、その辺りをしっかり集中して聞いて自分の中に落とし込んで覚えていきましょう。
ちなみに私はアマゾンプライムに加入していますが、視聴環境としては、HDMIケーブルでパソコンとテレビを接続して映しています。以下画像の様な感じです。音声はイヤホンで聞いています。コードが増えるのは煩わしいですが、お金もそんなに掛からず手軽で便利です。
4.さいごに
本記事ではサブスクを英語多聴(リスニング)に役立てる事について考察しました。3つ厳選して紹介しましたが、どれも膨大な作品数ですので正直どれでもOKだと思っています。私個人はアマゾンプライムを利用しております。作品数が少な目とは言われていますが、それでも大量の作品数なので全然気になりません。むしろ見たい作品が多すぎて消化しきれない程です。
記事中でも書いた様に、日々の英語学習は洋書の多読を中心に据えて、腕試し的に海外ドキュメンタリー等をアマゾンプライムで視聴しています。いつか字幕なしでも普通に見られる様になりたいなと思っています。
近年定額動画配信サービスに加入してたくさんの映画やドラマ、アニメを家で楽しむ事はライフスタイルとして定着しつつあると思います。とても便利な時代になったものです。そんな便利なサブスクを上手く利用して、英語学習にも活かせればきっと楽しく、効率的に英語を学んでいける事間違いなしです。
本記事がお役に立てば幸いです。
おわり
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