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【初級者向け】絵本で英語を学び直そう~単語力強化にも

(2020.12.23)

記事の概要
絵本を通して英語を学ぶことのメリットとデメリットをまとめます。
・記事内では有名な、楽しく読める英語の絵本を3つほど紹介します。
・昔読んだあの絵本を英語で読み直すことで楽しく学んでいけることでしょう。親子で学ぶのにも適しています。

コンコン
コンコン
ペン、なにを読んでいるの?
ペンペン
ペンペン
One Fine Dayというキツネさんのおはなしです。
コンコン
コンコン
へー。あっ、このこ、しっぽを切られちゃったじゃないか。ぼくにも読ませて!

1.はじめに

本記事では絵本を通して英語を学ぶことのメリットとデメリットを考察していきます。
多くの方々がこどもの頃、色々な絵本にふれて情操教育を受けたのではないでしょうか。そんな懐かしい絵本なら、英語に自信のない方でも、物語の内容を思い出しながら、意味を推測しながら読み進めて行くことができ、おすすめです。
そんな大人の学び直しにも最適な、絵本を通した英語学習について考えていきます。
記事内では有名なあの作品もご紹介します。楽しんで頂ければ幸いです。

2.絵本での英語学習~メリットとデメリット

英語学習と言うと、英会話教室やオンライン英会話を受講したり、CD付きの参考書を買ってTOEIC対策の勉強をしたり、といった堅苦しい「お勉強」って感じのイメージがあるかもしれません。しかし、本記事で紹介するのはそのようなものではありません。
誰もがこどもの頃に触れたであろう絵本の中の懐かしい世界なら、ストーリーを楽しみ、癒されながら学習していくことが出来る事でしょう。無理なく楽しみながら継続していくことで、英語の力を伸ばしていければこんなに素晴らしいことは無いですよね。
この章では、絵本を通した英語学習のメリットとデメリットをまとめます。以下に記していきます。

メリット

・単語力強化になる

長年英語を学んできた人でも、意外と漏れている基礎的な単語があり、初心者だけでなく、中級者にとっても学びがあるはずです。
私個人の例になりますが、例えば、squirrel(リス)、grain(穀物)、Hen(めんどり)といった単語は、身近だけどビジネス英語では使うことの無いボキャブラリーで、抜けていました。
こういった、身近だけど意外と抜けている英単語を補えるので、絵本で英語学習することは、単語力強化になり素晴らしいです。

・絵がついているから単語の意味を推測できる

絵本には分かりやすい挿絵があるので、英単語の意味を推測しながら読み進めていくことが出来ます。例えばミッフィーが海に行く話であれば、「これは海にまつわる単語だろうな」といった具合に、その単語を知らなくても何となくで読み進めていけます。また、あらすじを知っている絵本であれば、話の内容を思い出しながら英単語の意味を推測しながら読み進めていけます。自然な形で出会った単語であれば、どんどん意味を覚えていけます。


(”Miffy at the Seaside”より)

・ストーリーの中で英語を学べる

自分の英語のレベルに合った絵本のシリーズや作者が見つかったら、それを数珠つなぎにして何冊も読めば、学習量もかなりのものになります。物語にふれる過程でたくさんの単語に出会って意味を調べて覚えていき、構文のパターンなども自然に身につけていけば、だんだん文法にも抵抗なく強くなっていけるはずです。

・文法などに抵抗なく読み進められる

上述しました様に、物語にふれる過程で大量の英語のシャワーを浴びられます。既に知っている物語を読む際は、「こういう場面はこういう英語で表現するのか」といった気づきがあるはずです。いわゆる「英語っぽい表現方法」とか「英語的な感覚」がだんだん身についていきます
絵本はすぐに読み終われるので、何度も読んで自分の中に英語表現を定着させる役にも立ちます。自分の好きな絵本にたくさん出会って何度も読み返すことは英語学習においてとても効果的であります。

・親子で楽しめる

絵本を通じた英語学習は、親の学び直しにはもちろん、お子さんの日頃の英語学習にも良い効果をもたらすことでしょう。日頃の退屈な英語学習にちょっとした変化を加える意味で、英語が苦手なお子さんにも楽しく学んでもらうのに一つの妙案になるのではないでしょうか。また、読み聞かせをし合えば親子のコミュニケーションにもなるし、お互いの発音を聞いてもらえる貴重なトレーニングの時間にもなります。

デメリット

・絵本に興味がなければ厳しい

そもそも論になってしまいますが、絵本に興味がない方には、絵本を通した英語学習は向かないです。こどもの頃にふれた思い出の絵本などが特になかったり、読んでも面白くなければ、無理に絵本で英語学習をしなくても良いでしょう。

・継続するのは結構難しい(?)

絵本は楽しいですが、すぐに読み終わってしまいます。それだけに何度も読めるのが良いところではあるのですが、楽しいと思える絵本に出会い続けるのはなかなか難しいことです。心の底から絵本の世界が好きな方ならどんどん読み漁っていけるかも知れません。ですがそうでない方には厳しいかも知れませんので、絵本だけでなく他の学習方法も掛け合わせていくことが重要になるでしょう。
また、絵本は1冊1000円位するので、買い続けるのは経済的にもなかなか厳しいものがあります。お近くの図書館でもきっと英語の絵本はあると思いますのでそちらを利用頂いたり、無料サイト等を利用されるのも一案です。例えば以下の様なサイトです。

http://www.magickeys.com/books/

※無料で英語の絵本が読めるサイト「Children’s Storybooks Online」

・発音のトレーニングにはならない

英語の絵本を読む中で分からない単語に出会った時、文脈から意味を推測できたとしても、発音までは分からないです。そんな時は、パソコンやスマホで「○○(分からない英単語)  意味」で検索するしかありません。検索すれば、すぐにWeblioなどの辞書サイトが出てきて、そこに音声も聴ける機能がありますので発音が分かります。
便利ではありますが、手間が掛かります。英語の絵本は発音やリスニングのトレーニングには向かないので、別の学習方法と掛け合わせて頂くことを推奨します。

※そんなデメリットを補う方法の一案をご紹介します。世界中で人気のアニメ「うっかりペネロペ」の英語教材DVDを別記事でレビューしましたので是非あわせてご覧ください。

【おすすめ教材】うっかりペネロペの英語学習DVD│初心者~中級向け(2021.1.10) 記事の概要 ・世界中で人気の絵本「ペネロペ(Pénélope)」の英語学習DVDをご紹介します。 ...

かわいいアニメを見ながらシャドーイング(英語音声に合わせて自分でもかぶせて発音すること)すれば、発音上達間違いなしです。(2021.1.10追記)

3.個人的おすすめ作品紹介3点~あらすじ紹介も

本章では独断と偏見で、おすすめの英語の絵本を3点ご紹介します。どれも読みやすい英語で書かれています。絵もかわいらしく、ストーリーも分かりやすいのでどなたにもおすすめ出来る作品となっております。

One fine day~きょうはよいてんき


冒頭でペンペンとコンコンが読んでいた作品、One fine day(きょうはよいてんき)です。
おばあさんのミルクをこっそり飲んだのがばれてしっぽを切られてしまったキツネくん。しっぽを元に戻してもらうためにはミルクを返しなさい、とおばあさんに言われたキツネくんでしたが…。

One Fine Day (英語)
created by Rinker

Millions of Cats~100まんびきのねこ

Millions of Cats(100まんびきのねこ)というタイトルだけでも聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
退屈な日々を過ごす老夫婦。ある日おばあさんがかわいい猫を1匹飼いたいと言いました。おじいさんは猫を探して出かけるのですが…。
大人が読んでも気づきのある深い作品です。英語原文で読むことで作品の更に深い世界に触れられることでしょう。

Millions of Cats (英語)
created by Rinker

Miffy~ミッフィーシリーズ


言わずと知れたうさぎのキャラクターのミッフィーの絵本シリーズ。キャラクターの魅力はもちろんの事ですが、共感性あふれる親しみやすいストーリーにも引き込まれます。シリーズものでたくさんあるのでまとまった英語学習に役立つこと間違いなしです。


Miffy the Ghost

Miffy (英語)
created by Rinker

4.さいごに

本記事では、絵本を通して英語学習することのメリットとデメリットを考察しました。久しぶりに絵本を読むと、忙しい日常の中で忘れていた大切なものを思い出すような感覚を味わえます。そんな体験をしながら英語力を高めていければ一石二鳥で素晴らしいことだと思います。
普段英語を勉強している方には普段と違った息抜き的な学習になります。英語学習をしていない方にもとっつきやすい学び直しの学習ネタになることでしょう。私自身も英語学習に行き詰った時やモチベーションを保つのが難しくなった時に、絵本を読んで自分の読解力の再確認を行ったりします。自身を取り戻すのにも有効です。
英語の絵本を通して学習することは、初級学習者の方に限らず、どんなレベルの方にもおすすめできるとても良い英語学習法のひとつです。
本記事がお役に立てば幸いです。

コンコン
コンコン
たくさん読んだね!どれもいいお話だったな。
ペンペン
ペンペン
うん、キツネさんにねこさん、うさぎさんのともだちがいっぱい出てきてかわいかったです。
アザラシさん
アザラシさん
ふたりとも良かったね。英語のおべんきょうもたのしくできましたね☺

※追記(2021.9.16)
この様に自分の理解できるレベルの英語から始めてたくさん本を読んで言語を習得していく方法は、「多読(Tadoku)」と呼ばれ、その道では有名な学習法です。記事執筆時点では知りませんでした。多読に関する記事も書きましたので、ぜひ合わせてご参照下さい。

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おわり

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対象年齢:0~12才

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