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英語多読初心者向け|トム・ソーヤーの冒険(Oxford Bookworms Library版)

(2023.4.16)

ペンペン
ペンペン
冒険小説を英語で読んでみたいです。
コンコン
コンコン
うん、トム・ソーヤーの冒険がいいなぁ。
アザラシさん
アザラシさん
それならこれがいいよ。

記事の概要
・古典の名作冒険小説、「トム・ソーヤーの冒険」(The Adventures of Tom Sawyer)のOxford編纂版を読みましたので、本の概要、あらすじ、英語の難易度などをまとめます。
・書籍から実際の英文を一部引用して和訳します。洋書の雰囲気を味わって頂けます。
・オックスフォードのリーダーシリーズの中でもレベル1となっている本書は英語学習初心者にも優しく読めておすすめです。

1.はじめに

誰もが一度はタイトルくらいは耳にした事がある古典の名作冒険小説、「トム・ソーヤーの冒険」(The Adventures of Tom Sawyer)の洋書を読みました。今回読んだのはオリジナルのマーク・トウェイン版ではなく、英語学習初心者向けに簡単な語彙だけで書かれたOxford編纂版です。この記事ではそちらの本の概要、あらすじ、英語の難易度などをまとめ、書籍から実際の英文をいくつか引用して和訳します。洋書を読むかどうか検討する材料にして頂ければ幸いです。古典の超有名作ですし、オックスフォードのリーダーシリーズの中でもレベル1となっている作品ですので、英語学習初心者でもとっつきやすいと思います。

・オックスフォードブックワームとは~Oxford Bookworms Library

イギリスのオックスフォード大学の出版局、Oxford University Pressが出しているオックスフォードブックワーム(Oxford Bookworms Library)のシリーズは、英語学習者がレベルに合わせて本を選べる様に編纂されたシリーズです。ブックワームなので、「本の虫」という意味です。ボキャブラリーや本の長さ、文法レベル等に応じてレベル分けされており、英語学習者からの高い評価を得ております。

今回読んだトム・ソーヤーの冒険もOxford Bookworms Libraryのレベル1に分類されております。この様な古典の名作の数々を平易な英語で読めるのでとてもおすすめです。

→Oxford Bookworms Libraryに関する、オックスフォード大学出版の日本語公式サイトはこちらをクリック

2.本の概要|The Adventures of Tom Sawyer(トム・ソーヤーの冒険)

題名 The Adventures of Tom Sawyer
Level 1 Oxford Bookworms Library
邦題「トム・ソーヤーの冒険」
著者 編纂:Nick Bullard
イラスト:Paul Fisher Johnson
オリジナル版:Mark Twain著
ジャンル 児童文学、冒険小説
出版社 Oxford University Press
出版年 2012年
ページ数 63ページ

参考:Wikipedia「トム・ソーヤーの冒険」

The Adventures of Tom Sawyer Level 1 Oxford Bookworms Library
created by Rinker

・あらすじ

トム・ソーヤーはおよそ10歳の少年のいたずら名人でポリー叔母さんを困らせてばかりいた。トムの友達のハックルベリー・フィン(ハック)は貧乏な家庭の子で、家に帰らず路上で過ごしていた。ハックと遊ぶ事に叔母さんは良い顔をしなかったが、トムは夜中にこっそり抜け出してハックと様々な遊びをしていた。夜の墓地で遊んでいたトムとハックは、そこで悪党のインジャン・ジョーによる殺人事件を目撃してしまう。
その後も夏休みに洞窟を冒険した際にインジャン・ジョーを見かけたトムが大きな秘密を知り、トムが最後に見つけたものとは…。

・洋書の英語レベル、難易度

オックスフォード編纂版のトム・ソーヤーの冒険(The Adventures of Tom Sawyer, Level 1 Oxford Bookworms Library)の洋書の英語は非常に平易でした。オックスフォード大学出版の公式サイトの情報によると、英検3~5級もしくは準2級レベルです。ですから学生の方でも問題なく読めるレベルだと思います。

・本の感想~英語多読でのおすすめ度は星5/5つ中

オックスフォード編纂版のトム・ソーヤーの冒険(The Adventures of Tom Sawyer, Level 1 Oxford Bookworms Library)の英語多読学習教材としてのおすすめ度は満点の5です。誰もが楽しめる古典的名作が平易な英語で再編されており、英語学習者なら誰にでもおすすめ出来る本です。
腕白ないたずら好きな少年トムの冒険ストーリーは非常に分かりやすく、ワクワクする要素が適度に入っていて、楽しみながら、辞書を引くことなくすいすい読む事が出来ました。多読の学習において大切な要素を全て満たしている本だと思いました。

3.書籍から英文引用・和訳|The Adventures of Tom Sawyer(トム・ソーヤーの冒険)

ここでは書籍から原文を引用して、和訳していきます。洋書にチャレンジするか検討する材料にして頂ければ幸いです。

✅いたずら少年トムに手を焼くポリー叔母さん

‘I never learn. I love that Tom, my dead sister’s child, but he isn’t an easy boy for an old lady.

Twain, Mark. The Adventures of Tom Sawyer Level 1 Oxford Bookworms Library (p.8). Oxford University Press. Kindle 版.

「またやられたわ。死んだ妹の子供のトムの事は大好きよ、でもあの子は年取ったおばさんには手に負えないわ。」

✅友達のハックルベリー・フィン

In the street near the school he met his friend Huckleberry Finn. Huck had no mother, and his father drank whiskey all the time, so Huck lived in the streets.

Twain, Mark. The Adventures of Tom Sawyer Level 1 Oxford Bookworms Library (p.11). Oxford University Press. Kindle 版.

学校の近くの通りで彼は友人のハックルベリー・フィンに会った。ハックには母親がいなくて、父親はいつもウイスキーを飲んで酔っ払っている。だから彼はいつも路上で生活していた。

✅ハックの提案で墓地に遊びに行く

‘I’m going to take it to the graveyard tonight,’ Huck said. ‘At midnight. A dead cat can call ghosts out of their graves.’

Twain, Mark. The Adventures of Tom Sawyer Level 1 Oxford Bookworms Library (p.11). Oxford University Press. Kindle 版.

「これ(猫の亡骸)を墓地に持っていくんだ」ハックは言った「深夜、猫の死体は墓地に幽霊を呼び寄せるんだ。」

4.さいごに

この記事では古典の名作冒険小説、「トム・ソーヤーの冒険」(The Adventures of Tom Sawyer)のオックスフォード編纂版の洋書の情報をまとめました。平易な英語で再編されており、すいすい読めて楽しかったです。わくわくする冒険小説で楽しみながら英語を勉強したい方は必読の書です。
「楽しみながら・辞書を引かずに」読み進める多読に必要な要素を満たす良書なので、多くの英語学習者の方におすすめです。本記事がお役に立てば幸いです。

第2章に戻って本の情報を見る

おわり

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