(2021.8.20)
アメリカ大リーグの野球を現地の副音声で視聴すると、アメリカのベースボール独特の、日本の野球にはない言い回しが非常に多いです。そんなMLB観戦やスタッツ(各種成績)を見る時に役立つ英単語を本記事内にまとめました。
日本野球にはない独特の言い回しが多いので、英語→和訳の順で、ABC順に並べました。ブックマークして単語を調べる時に辞書的に役立てて頂ければ幸いです。
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投手編
arsenal:(投手の)球種、持ち球
breaking ball:変化球
closer:抑え投手、クローザー。※ストッパーとは言わない。
command :(ピッチャーの)コントロール
ERA:(earned run average)防御率
G:(games)試合数、登板数
GS:(game started)先発登板試合数
IP:(innings pitched)投球回数
nasty:(変化球の曲がりが)えぐい
*通常”nasty”の意味は「汚い」とか「不快な」という意味ですが、ピッチャーの変化球がえげつない曲がりの時にこの言葉が使われます。ダルビッシュ有投手のスライダーなどがまさに”nasty”です。
no-hitter, no-no game:ノーヒットノーラン
one two three:三者凡退
run supports:援護率
setup man, set-up man:セットアッパー、中継ぎ投手
SO:(strikeouts)奪三振数
starter:先発投手
SV:(saves)セーブ数
WHIP:(Walks plus Hits per Inning Pitched)1投球回あたりランナーを何人出すかの指標。数字が小さいほど良い。
W-L:(win-lose)勝敗
打者編
AB:(at bats)打席数
BA:(batting average、AVGとも)打率
checked swing:ハーフスイング
clutch hit:適時打
clutch hitter:チャンスに強いバッター
CS:(caught stealing)盗塁失敗
double:2塁打
HR:(home run)ホームラン
inside the park home run:ランニングホームラン
*2007年アメリカオールスターゲームでのイチロー選手のランニングホームランは史上初にして唯一の記録です。
leadoff:先頭の
※leadoff tripleで先頭打者三塁打
line drive:ライナー
※”line drive to the right field”で「ライトへライナー性の当たり」の意味。
LOB:(left on baseの略)残塁
OBP:(on-base percentage)出塁率
on deck:例 ”Ichiro is on deck”で、「ネクストバッターズサークルにはイチロー」の意味。
OPS:(On-base plus sluggingの略)出塁率と長打率を足した数字。数字が高いほど優秀。
RBI:(run batted inの略)打点
※例えば”RBI double”で、打点付きの2塁打、つまり「タイムリーツーベース」のこと。
RISP:(runners in scoring positionの略)得点圏打率
run:得点、点
SB:(stolen bases)盗塁
single:単打
triple:三塁打
wall:フェンス
ホームランの時の掛け声色々
ホームランの時の実況の掛け声と言えば、Big fly, Ohtani san!があまりにも有名ですが、他にも色々なパターンがあるので、そのほんの一部ではありますが以下に列挙します。これ以外にも実況者によって本当に色々な掛け声があるので面白いです。
big fly!
gone!
go deep
good bye!
see ya!
他にも、ハワイ州出身のカート・スズキ選手がホームランを打った時に”aloha”という掛け声を聞いたことがあります。
守備編
double play:ゲッツー
fungo:ノック
gap:外野手の間。left-center gapで左中間、right-center gapで右中間。
hole:内野手の間、一二塁間、三遊間
infield:内野
infielder:内野手
outfield:外野
outfielder:外野手
tag:タッチ
track:フェンスの手前数メートルの領域。ウォーニングゾーン (warning zone)
what a play!:何てプレーだ!(すごいプレイが出た時に驚きとともに言う。他にwhat a catch!などとも。)
その他
big league:大リーグ、メジャーリーグ
called-game:コールドゲーム、審判によって打ち切りが命じられた試合。
go ahead:勝ち越しの、go-ahead runで勝ち越し点。
how about that!:すごいプレーが出た時に良く聞くことばです。日本語で言うと「どや!」みたいな感じです。look at that!も同じ感じです。
IL:(injured list)故障者リスト
※昔はDL(disabled list)だったが、今はILの言い方に変更された。
off the wall:フェンス直撃
plate:ホームベース
roster:ロースター、登録選手名簿
seventh inning stretch:大リーグでは7回表終了時に球場全体で、”Take me out to the ball game”(私を野球に連れてって)を合唱する。
stats:(statisticsの略)統計値、成績全般を指して言う
two-way:二刀流の
*大谷選手はよく”two-way superstar”などと言われています。
velocity:速度(投球の速度でも打球速度でも使われる)
walk-off:サヨナラの、walk-off homerでサヨナラホームラン
wall:フェンス
それ以外で覚えておくといい事
・イニングの言い方:表はtop、裏はbottom。1回の表ならtop of first、1回の裏ならbottom of first.
・スコアの言い方:two one yankeesだったら2対1でヤンキースがリードの状況、他にもyankees lead two to oneなどとも言う。
・アウトカウントの言い方:2アウトならtwo down.
・選手の名前、愛称:Shohei OhtaniのNicknameはShow-time、Kenta MaedaはMaekenといった具合。覚えておかないと急に言われると誰の事だか分からなくなる。
・球団の愛称:New York YankeesのPinstripes, Los Angeles AngelsのHalosなど。実況で普通に使われるので覚えておかないと理解できなくて取り残されてしまう。
・各球団独特の名物:Boston Red Soxのボールパーク Fenway Parkの大きなレフトフェンスの”Green Monster”や、San Francisco GiantsのOracle Parkの場外の海に飛び込むホームランの”Splash hits”など。
※おすすめ書籍
メジャーリーグの英語に興味がありもっと理解したい!という方にピッタリの書籍です。
以下は単語集的に使える本なので、MLB観戦の際の手元に置いておきたい一冊。
以下はMLBの歴史がふんだんに盛り込まれた内容の本です(Kindle版のみ)。英語ネイティブスピーカーが日常的に使うけど、学校で習わない表現がたくさん学べるので、中級者以上の方におすすめです。
おわり
※そもそもMLBはどうやって、どこで見られるの?という疑問をお持ちの方におすすめの記事です。
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