Culture

【洋書】チーズはどこへ消えた?~自己啓発本で英語多読

(2022.2.11)

記事の概要
・かつて人気を博した「チーズはどこへ消えた?」の英語の原著を読みましたのでご紹介します。
英語多読の学習の観点でレビュー致します。
・昨今では自己啓発本は世に溢れていますが、個人的なおすすめ本を3つご紹介します。

1.はじめに

ペンペン
ペンペン
いつもここにあったチーズが無いです…
コンコン
コンコン
大変だ!新しいチーズを一緒に探しに行こう!クンクン…
アザラシさん
アザラシさん
こんな状況になったらあなたはどうするでしょうか。

本記事では2000年頃に一世を風靡した自己啓発本の「チーズはどこへ消えた?」の英語版原書をご紹介します。書籍の情報及び作品からの引用・和訳にてネタバレしない程度に紹介をしていきます。最後に、学習のモチベーションが上がる個人的おすすめの自己啓発本(日本語)も紹介します。

2.本の概要~Who Moved My Cheese?(チーズはどこへ消えた?)

まずは書籍情報を以下にまとめます。

題名:Who Moved My Cheese?(チーズはどこへ消えた?)
著者名: Spencer Johnson (著)、Kenneth Blanchard (はしがき)
出版社:G.P. Putnam’s Sons
出版年:1998年9月8日
ページ数:108ページ
総語数:13,000語(概算)

Who Moved My Cheese? (英語版) Dr Spencer Johnson (著)
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内容は、冒頭のコンコンとペンペンたちのやり取りがほぼ全てなのですが、一言であらわすと「自己啓発的寓話」といった感じです。いつもそこにあるチーズが消えたらどうしますか?という内容で、ネズミのペアと人間のペアが対比されておはなしがすすんでいきます。ここで言うチーズは私たちの日常生活の色々なものに置き換えて考える事ができます。これ以上は触れない様にしておきます。読むのが遅い私でもこの本は隙間時間の読書で数日で読み終えてしまいました。
以下はウィキペディアより引用です。

『チーズはどこへ消えた?』(チーズはどこへきえた、英語原題:Who Moved My Cheese?)は、アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソン(英語版)が著した童話、ビジネス書。1998年にアメリカで出版される。2009年時点で全世界で累計2400万部、2019年時点で2800万部を超えるベストセラーとなっている。
引用元:Wikipesdia 「チーズはどこへ消えた?」
URL:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%B8%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%9F%3F

3.本から引用・和訳

この章では洋書”Who Moved My Cheese?”(チーズはどこへ消えた?)から実際の文章を少しだけ引用してご紹介していきます。本を読むかどうか判断する際の難易度の確認に、ご参考になれば幸いです。

まずは冒頭での登場人物の紹介から。

Two were mice, named “Sniff” and “Scurry” and two were Littlepeople—beings who were as small as mice but who looked and acted a lot like people today.

Who Moved My Cheese? (p.25). Penguin Publishing Group. Kindle 版.

(登場人物は)2匹のネズミで名前は”Sniff”と”Scurry”、そして2人の小人で、彼らはネズミと同じ大きさだが、外見と行動は現代人と同じ様にふるまう。

✅sniff:クンクンとにおいをかぐ
✅scurry:ちょこちょこと走る

徐々に浮き彫りになるネズミと小人の行動の違い。

The mice, Sniff and Scurry, used the simple trial-and-error method of finding cheese.

Who Moved My Cheese? (p.27). Penguin Publishing Group. Kindle 版.

ネズミのSniffとScurryはチーズを探すためにシンプルなトライ&エラーの策を講じた。

・英語多読的観点からはどうか

洋書”Who Moved My Cheese?”(チーズはどこへ消えた?)は、英語多読の観点からいうと、どうでしょうか。あくまでも個人的見解ですが、多読的観点でのおすすめ度は星2.5個(5段階評価)くらいで、それ程おすすめではありません。
この本はあくまでも自己啓発本なので、会話も少ないし、登場人物に感情移入する事も、素晴らしい情景描写に感動する事もあまり無いです。多読をされている方の主な目的は英語の読解力・単語力・ひいては会話力の向上だと思いますが、「チーズはどこへ消えた?」を読んでもその目的はかなえられません。
ただし、読みやすく短い自己啓発的な内容なので、多読のモチベーションが下がった時・次に読む本が見つからない時などには大いにおすすめ致します。多くの自己啓発本と同様、「自分はこうなってはいけないな、頑張らなくては」という気持ちにさせてくれます。

5.さいごに~個人的おすすめ自己啓発本3つ

本記事では、洋書”Who Moved My Cheese?”(チーズはどこへ消えた?)をご紹介しました。自己啓発本は多読にはあまり向かないかなと感じましたが、サクッと読めるという点では気が向いたら手に取ってみるのもありだと思いました。

昨今巷には自己啓発本があふれています。英語学習からは逸れてしまいますが、最後に個人的おすすめの自己啓発本を3つご紹介して本記事を締めくくらせて頂きます。

(1)漫画版七つの習慣
漫画の登場人物に共感できてモチベーションが上がります。自分の日常を振り返って行動を改善しようと思わせてくれる本。

まんがでわかる 7つの習慣
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(2)夢をかなえるゾウ
なんだか憎めないゾウの神様の言う通りにしろと言われる本。

夢をかなえるゾウ1 単行本 – 水野敬也 (著)
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(3)仕事は楽しいかね
仕事に対する気の持ちようを変えてくれるおじいさんに出会う本。有名企業の成功の裏話もあって面白い。

仕事は楽しいかね?-デイル ドーテン (著), 野津 智子 (翻訳)
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おわり

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