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【洋書多読】Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules~「グレッグのダメ日記」2巻、ドタバタな家族の日常系漫画小説

(2024.12.1)

この本はこんな方におすすめ
・世界中で大人気の漫画小説シリーズで楽しく英語多読をしたい方。
・英語難易度の目安はTOEIC800点前後(英検2級~準1級)です。

記事の概要
・全世界で大ヒットしたイラスト付き小説シリーズの第2巻、Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rulesを読みましたので、本の概要、あらすじ、登場人物一覧、英語の難易度などをまとめます。
・ネイティブの活き活きとした英語に触れられ、多読にとてもおすすめのシリーズです。
・書籍の実際の英文を一部引用・和訳しますので、参考にして頂ければ幸いです。
・英語の難易度はやや高いですが、かわいい挿絵が毎ページあるので、流れを掴みやすく、楽しめます。

1.はじめに

世界中の様々な言語に翻訳され大ヒットしたイラスト付き小説シリーズ、Diary of a Wimpy Kid(邦題「グレッグのダメ日記」)の第2巻、Rodrick Rulesを読みました。今作も、主人公グレッグと家族、友達等のクスっと笑える日常が、ポップな挿絵入りで繰り広げられます。兄のロドリックに日記を取られ、グレッグが大ピンチになったりと、家族エピソードの多い一冊でした。まだこのシリーズを読んでいない方は1巻についてレビューした過去記事からご参照下さい。多読には非常におすすめのシリーズです。

2.本の概要|Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules

Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules (Book 2)|Jeff Kinney (著)
created by Rinker

題名 Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules (Book 2)
著者 Jeff Kinney
ジャンル Comedy, young adult fiction
出版年 2008年
出版社 PUFFIN BOOKS (Penguin Books)
ページ数 250ページ

参考:Wikipedia, Diary of a Wimpy Kid

・あらすじ

いつかは有名で金持ちな人気者になりたいと思っている12歳の少年Greg Heffley(グレッグ)。前作から付け始めた日記が兄のRodrick(ロドリック)に取られてしまい、大ピンチになる。他にも母が考案したお小遣いシステムの“Mom Bucks”のエピソードや、親戚付き合い等、家族の日常エピソードが多い。兄のロドリックが参加する学校でのタレントショー等もあり、アメリカの日常風景が垣間見えるエピソードもある。兄弟仲は最終的にどうなってしまうのか。

・主要登場人物一覧 (イラスト付き)

この章ではDiary of a Wimpy Kid: Rodrick Rulesに登場するキャラクターをイラスト付きで紹介していきます。

Greg Heffley


主人公のグレッグ少年。アメリカのミドルスクールに通う12歳。将来有名になってお金持ちになりたいと思っている。前作から付け始めた日記が兄のロドリックに取られてしまい大ピンチになる。

Rodrick Heffley


グレッグの兄のロドリック。グレッグには非常に意地悪。精力的にバンド活動しており、デビューを夢見ている。学校でのタレントショーにバンドで参加する。

Susan Heffley (Mom)


グレッグの母親、スーザン・ヘフリー。昔幼稚園の先生をやっていた。お手伝いに応じてお小遣いを与える“Mom Bucks”のシステムを考案。時々子供たちを困らせる事も。

Frank Heffley (Dad)


グレッグの父親、フランク・ヘフリー。地下室で南北戦争のジオラマづくりに熱中している。

Rowley Jefferson


グレッグの親友のロウリー。意外と女子に人気でグレッグが嫉妬する事もある。

Manny Heffley


グレッグの弟。3歳の幼児。今作では出番少なめ。

・洋書の英語レベル、難易度

Diary of a Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)シリーズの英語難易度は、英検でいうと2級から準1級レベル、TOEICスコアで言うと800点前後です。ネイティブの小学生向け位の難易度感で、英語学習中級者以上の方向けですが、毎ページにポップな挿絵が挟まれていますしテンポよくエピソードが切り替わっていきますので、初学者の方がチャレンジしてみるのもアリだと思います。

・本の感想|おすすめ度 星5/5つ中

Diary of a Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)シリーズの英語多読学習教材としてのおすすめ度は5つ星(5点満点中)です。
英語で雑談や世間話の事をSmall Talkと言うのですが、この作品はSmall Talkがずっと連続している感じがします。日本語でも堅苦しい話に入る前にちょっと天気の話をしたり、スポーツやエンタメ等、当たり障りないけどアイスブレイク的になる話題を出すかと思いますが、あれの英語版です。
アメリカの普通の子どもの普通の日常のちょっとした面白話を小粋な文章で楽しめます。読んでいるとそれらを追体験している様で、没入感もあり、ちょっと笑えて多読に最適だと思っています。
おすすめです。

3.書籍から英文引用・和訳|Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules

この章ではDiary of a Wimpy Kid: Rodrick Rulesより、実際の英文を引用・和訳していきます。実際の書籍には、各ページにポップな挿絵があり、テンポよく楽しく読み進められます。

📝2冊目の日記の書き出し

SEPTEMBER

Monday

I guess Mom was pretty proud of herself for making me write in that journal last year, because now she went and bought me another one.

Kinney, Jeff. Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules (Book 2) (p.8). Penguin Random House Children’s UK. Kindle 版.

9月
月曜日
去年あの手記(日記)をぼくに書かせた事は、ママの中ですごく誇らしい事だったんだと思う、だってママは今2冊目を買ってきてくれたんだから。

📝仮病を使った兄のRodrickは両親がいなくなった途端に友達を家に呼ぶ

The second Mom and Dad walked out of the door, Rodrick jumped up off of the couch and picked up the phone. Then he called every friend he knew and told them he was having a party.

Kinney, Jeff. Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules (Book 2) (p.102). Penguin Random House Children’s UK. Kindle 版.

ママとパパがドアから出た瞬間、ロドリックはソファから飛び出して電話を手にした。そして彼の友達みんなに電話してパーティーをするって言ったんだ。

📝地下室で南北戦争のジオラマ製作に没頭する父

Eventually, I guess Dad had enough of the family, too, so he went downstairs to work on his Civil War battlefield. But he forgot to lock the door to the furnace room, and Uncle Joe walked in after him.

Kinney, Jeff. Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules (Book 2) (p.162). Penguin Random House Children’s UK. Kindle 版.

多分パパは段々家族付き合いに飽きてきたんだと思う。パパは地下室に行って南北戦争の戦場ジオラマづくりに取り掛かり始めたんだ。でもその焼却炉のある地下室のドアを閉め忘れていて、ついてきたジョーおじさんが入ってきちゃったんだ。

📝ロドリックはロックバンドで学校のタレントショーに参加する。ビデオ撮影を頼まれたが断った。

Before the show, Rodrick asked me to videotape his band during their act, but I told him no way. He’s been such a jerk to me lately that I can’t believe he was trying to get me to do him a favour. So Mom volunteered for camera duty.

Kinney, Jeff. Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules (Book 2) (p.205). Penguin Random House Children’s UK. Kindle 版.

開演前、ロドリックはバンド演奏中にビデオを回して欲しいと頼んできたが、やる訳ないよと言った。最近あいつは最悪だったから、ぼくに頼もうとする事自体信じられなかったよ。だから撮影はママが協力したんだ。

4.さいごに

この記事ではDiary of a Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)の第2巻、Rodrick Rulesについてまとめました。アメリカ人の日常にありそうなシチュエーションでの小話の連続で、楽しみながら勉強が出来てとてもおすすめです。本シリーズをまだ読んでいない方は、おすすめですので第1巻からぜひお読みになってみて下さい。

さいごまで記事を読んで頂きありがとうございました。

第2章にもどって本の情報を見る

おわり

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