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2023年イグノーベル賞~電流で味変する箸、栄養学賞に日本人|英語記事和訳

(2023.9.26)

ペンペン
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17年連続で日本人がイグノーベル賞をとったです。
コンコン
コンコン
すごい!今年はどんな研究だったのかな。

記事の概要
2023年のイグノーベル賞(栄養学賞)を日本人が受賞したという内容の英語ニュースを見ていきます。
箸やスプーンに電流を流す事で味が変わると言うユニークな研究です。
・身近で、興味深いニュースを通して英語を勉強していきましょう。

1.はじめに~2023年イグノーベル賞(栄養学賞)を日本人が受賞

ノーベル賞のパロディ版のイグノーベル賞。毎年日本人が何かしらの賞を受賞して話題になっています。2023年も栄養学賞を日本人研究者が受賞しました。明治大学の宮下芳明教授と東京大学大学院の中村裕美特任准教授による、「電気味覚」の研究で、栄養学賞を受賞しています。
電気を通した箸やスプーンで食べ物の味が変わるというユニークな研究です。日本人のイグノーベル賞受賞はこれで17年連続となりました。まずは短いニュース動画(日本語)をご覧下さい。

YouTubeチャンネル:ANNnewsCH
動画タイトル:「イグ・ノーベル賞」に日本人研究者 電流で味覚変える(2023年9月15日)
URL:https://www.youtube.com/watch?v=32GvdWk6Hqc

この記事では、2023年イグノーベル賞受賞日本人に関する英語ニュースを、紹介致します。英文を引用・和訳していきますので、興味深いニュースで英語を勉強する事が出来ます。

2.英語ニュース引用・和訳~電気味覚|2023年イグノーベル栄養学賞|明治大学 宮下芳明教授

この章では2023年イグノーベル賞受賞日本人に関する英語ニュースを引用し、和訳していきます。ニュースを読みながら英語学習をしていきましょう。

引用元:KYODO NEWS
表題:Japanese win Ig Nobel for study on how electric utensils affect taste (15, September, 2023)
URL:https://english.kyodonews.net/news/2023/09/f09afe183fa0-japanese-win-ig-nobel-for-study-on-how-electric-straws-affect-taste.html

✅記事タイトル

Japanese win Ig Nobel for study on how electric utensils affect taste

日本人(研究者)が、電気を通した食器が味覚に与える影響に関する研究でイグノーベル賞受賞

📝utensil:食器

✅日本人研究者2名による電気味覚の研究

Two Japanese scientists won the Ig Nobel Nutrition prize Thursday for their study on how electric currents in utensils such as straws can change the perception of taste.

Homei Miyashita, 47, a professor at Meiji University, and Hiromi Nakamura, 37, a project associate professor at the University of Tokyo, accepted the prize for a paper they authored, the organizer of the spoof award said.

木曜、日本人研究者2名が、電流を流したストロー等の食器が味覚にどの様な影響を与えるかの研究で、イグノーベル賞を受賞した。

明治大学の宮下芳明教授(47)と東京大学(大学院)の中村裕美特任准教授(37)が監修した論文で受賞したと、このパロディ賞の主催者は言った。

📝perception:知覚。文中のperception of tasteで「味覚」
📝spoof:パロディ

✅17年連続で日本人が受賞

It is the 17th consecutive year that a Japanese national has won an Ig Nobel Prize.

日本国籍(の研究者)がイグノーベル賞を受賞するのはこれで17年連続だ。

📝consecutive:連続で
※よく使う表現なので覚えておきましょう。
例文:Seiya Suzuki homers in three consecutive at-bats. (鈴木誠也は3打席連続でホームランを打った)

✅ストロー、箸、フォーク等の電気食器

In the co-authored paper titled “Augmented Gustation Using Electricity,” the researchers showed how humans can augment the power of taste with the help of electric stimulus via two electrically conductive straws. They also made prototype systems using chopsticks and a fork.

Humans perceive an electric stimulus as having a “sour or metallic taste,” according to the paper.

「電気による味覚増強」と題された共同論文の中で研究者ら(宮下教授と中村准教授)は、電気を通した2つのストローを通して電気の刺激で味の強さがどれだけ増強されるのかを示した。彼らは箸とフォーク型の(電気食器の)プロトタイプも製作した。

📝augmented:増強された
📝gustation:味覚
📝stimulus:刺激

✅研究の目指すところ

“The goal of our system is to obtain a new layer of tongue that can detect tastes that we could not perceive previously,” they said in the paper.

「このシステムの目的は、これまで知覚できなかった味を検知できる新しい味覚層を手に入れる事である」と彼らは論文内で述べている。

3.さいごに~電気味覚を応用した食器の開発へ

この記事では2023年のイグノーベル栄養学賞を受賞した日本人研究者に関する英語ニュースを見ました。「電気味覚」の研究によって、宮下教授と中村裕美特任准教授は、少しの塩分でもより強く感じられる電気スプーンを開発したり、毒キノコの味を安全に体験できるようにする研究成果を発表しています。

日本人のこの様な研究が評価されて表彰されるのは素晴らしい事だと思います。実用化されれば新たなビジネスが生まれそうなので、とても楽しみです。

最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。

おわり

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