(2021.9.9)
本記事の主旨を一言で表すと、「言語習得において読書はとても大切だ」という事です。
記事の概要
「英語多読 すべての悩みは量が解決する!」という、英語多読(読んで字のごとく英語をたくさん読むこと)に関する本を読みましたので、書籍のご紹介と感想を書いていきます。
従来の学校教育の英語学習にはなかった画期的な言語学習法で、あなたの英語学習に一石を投じるものになるかも知れません。英語に限らず外国語を学習している方は必読の一冊です。
1.はじめに~書籍情報「英語多読 すべての悩みは量が解決する!」
まずは書籍情報を以下に貼り付けさせて頂きます。
2018年にアルク社から出版された本です。共著者は繁村 一義、酒井 邦秀、NPO多言語多読です(敬称略)。
読了📚
「英語多読 すべての悩みは量が解決する!」
繁村 一義、酒井 邦秀、NPO多言語多読(@tadoku_org )
※敬称略言語学習における読書の大切さが分かりました😀
英語に限らず外国語学習をしている方にはおすすめの書籍です。https://t.co/yBz1YqD8RG#英語多読 pic.twitter.com/TwTgjF6x33— みっちー@英語学習ブロガー (@michi1009_t) September 7, 2021
早速次章で内容をまとめていきます。
2.本の内容
言語習得に大切な事は一体何でしょうか。文法、ボキャブラリー(語彙力)、発音、リスニング力、スピーキング力などなど。挙げるとときりがなくて何から手を付けて良いのかも分からなくなってしまいそうです。
その問いに対して本書は、多読(tadoku)という形の答えを差し出してくれます。つまり、たくさん本を読むという事です。もちろん英語学習者なら英語の本を読むという事です。
本書で提唱される広義の’‘Tadoku”は、本を読む事だけでなく、動画や映画を見たり聴いたりする事も含まれています。
・Tadokuとは
感じで書くと「多読」でどうしても読書のイメージが強くなりますが、アルファベットでTadokuと書いて、広義には読むだけでなく、見たり聴いたりする事も含まれます。例えばYouTubeの動画や、洋画を字幕なしで見る事も含まれます。
・多読のやり方、方法論~多読3原則
本章では多読をしていく上でのやり方、原則を説明します。
という方も多いと思います。しかし本書が紹介する多読の注意点はたったの3つです。
しかもこれまでの日本の英語教育と比べると真逆と言える位、シンプルなものです。3原則は以下です。
多読3原則
・辞書を引かない
・分からない所は飛ばす
・自分に合わないと思ったらその本はやめる(次の本を読む)
※動画や映画を字幕無しで見る場合も同様のルール。
なんて思う方もいらっしゃると思います。そんな方の為に次の章で読む本の選び方を説明していきます。
・読む本(動画他)の選び方
本章では、多読で楽しみながら英語に慣れていく為の教材(本、動画など)の選び方をご説明します。大切な事は、自身が理解できて(読んで意味が分かる)、楽しめるものにふれ続ける事です。
自分が90%位は意味が理解できる英語に触れ続ける事が言語習得の近道と言われています。言語学的に言うとcomprehensive inputを増やし続けていくという事です。本書では、その為にはこども向けの絵本から始める事を推奨しています。動画であればこども向けのアニメです。本当に初学者であれば文字の無い絵本から始める事をすすめています。
文字の無い絵本から始めて少しずつ文字のある絵本に挑戦していき、文字を増やしていって英語に親しんでいこう、という作戦です。本ブログにおいても絵本で英語を学ぶ方法をオススメする記事を書いてますので、以下の記事もご参考頂ければ幸いです。
引用元:”miffy at the seaside”
上記はミッフィーの絵本ですが、ミッフィーが土を掘って高い壁をつくったけど耳が出ちゃっている、という絵の通りの事を文字で説明してくれています。日本語に訳さなくても何となくでも読めてしまいますよね。そのような感覚で理解出来る英語の幅を増やしていけば良いのです。その経験を積み上げていって、自分の英語力が上がっている事を実感出来ることがとても重要なのです。
多読を始める方の為のおすすめ絵本や動画は、書籍の中にたくさん紹介されております。絵本が自分に合わない、読みたくないと感じる方の為の絵本以外のおすすめも書籍の中ではたくさん紹介されております。
<動画の一例>
基本的に映像を見て分かる事を言葉にして歌っているので分かりやすいです。
書籍を購入したいと思った方→第1章に戻って書籍の情報を見る
・NPO多言語多読
本書を監修しているNPO多言語多読という団体についてご紹介します。多読講座や多読体験会、多読仲間を見つける為のフォーラムなど、多読を志す人をサポートする様々な活動をしています。英語に限らず韓国語、スペイン語などの会もある様です。
・公式サイト
https://tadoku.org/
・公式Twitter
https://twitter.com/tadoku_org
3.さいごに~感想
記事の冒頭でも書きましたが、言語習得の為には読書は相当大切ということに、この本を読んで気付かされました。小説であれば、セリフがあり、情景描写があり、その中で次から次へと新しい単語にも出会うことができるので、語彙力のアップに相当効果的だと思います。
自分がある程度理解できて楽しんで読めるものを見つけることが中々難しいところではありますが。好きな映画の小説版をペーパーバック等で探してみようかなと思っています。
「楽しみながら英語を学ぶ」というやり方は本ブログ、イーネタのコンセプトに通ずるものを感じました。
外国語を理解できる楽しさを大切にしながら、学習を続けていきたいです。ニュースで日々英語を見たり聞いたり、という英語学習に加えて今後は読書もしていこうと思いました。
本記事がお役に立てば幸いです。
おわり
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